信仰

クリスマスの振り返り

クリスマスが過ぎました。日本では、すぐに正月モードに切り替わるので、その余韻に浸るということがあまりありませんね。皆さんはどのようなクリスマスを過ごされたでしょうか?

私たちは、クリスマスの時期に主イエス様が羊飼いと占星術師たちの間でお生まれになったことを祝います。羊飼いは当時貧しく社会的にも軽蔑されていたと言われています。また「東方の博士」はギリシャ語でmagoi(マゴイ)と呼ばれていますが、これはゾロアスター教の占星術師を指すようです。

今も、我々が人間の目線、律法主義の目線で汚れている、罪人などと思う人たちの中にイエス様が住んでおられるのです。

すべてのホームレス、受刑者、身体障碍者、孤児、子育てに苦しむシングルマザー、人種差別や性差別に苦しむ人の中に、イエス様がおられます。社会になかなか馴染めないイスラム系の移民の人の中にもおられます。戦争で町も家も焼き払われて家族も失って途方に暮れて恐怖に喘いでいる子ども達の中にも、イエス様がおられるのです。

私たちが「聖い神がそのような所に住まわれるはずがない」と思う所に神はおられるのです。そして、「自分は罪から悔い改めたから」「自分はイエス様を受け入れたから」「自分は教会に行って奉仕もしているから」神が当然自分の中にいると考えている人たちは、自分が作った偶像の神を拝んでいるのかもしれません。

毎年教会に行って歌や聖書朗読などを通して主の誕生を祝っても、もっとも小さい者の中におられるイエス様が見えていないのであれば、私たちは原点からずれてしまったのではないでしょうか?己の心を低くし、もう一度自分の心にイエス様が生まれて下さることを祈り求めるべきかもしれません。

自戒も込めて。

人となられた主キリストの愛と希望が皆さんのうちにありますように。

2件のコメント

  • 伝道者

    細かな点ですが、聖書を注意深く読むと、羊飼いと占星術者は同時に居合わせていないことが分かります。時系列的に、占星術者が訪れたのは後で、イエスは既に厩の様な場所ではなく、家の中ににいました。

    ヘロデが二歳以下の子供を殺したことから、実際は生まれてかなり経った後に占星術者が訪れた可能性さえあります。

    • talmid

      はい、仰る通りです。同時に居合わせたと書いたことはありません。